本日は、着物初心者さんにもオススメの着物コーディネート術。
「かさねの色目(襲の色目)」についてご紹介したいと思います。
➀ 古(いにしえ)の人に思いを馳せながら
➁ 季節感を楽しみ
➂ 簡単に着物コーディネートができる
そんな着物スタイリングの方法です✨
・着物初心者でどうやって着物コーディネートをしたらいいかお悩み中のかた
・季節毎のスタイリングを簡単に楽しみたいかた
・色彩や色の歴史に興味があるかた
に特にオススメの内容です☺️
さて、突然ですが「かさねの色目(襲の色目)」をご存じですか?
平安時代頃にはじまった、季節感のある衣類の配色のことです。
かさねの色目(襲の色目)には、下記の3種類あるといわれています。
① 表裏のかさね色目
→ 袷仕立てされた衣服の「表地と裏地」の配色
② 重ね着のかさね色目
→衣を何枚か重ねた際の袖口や裾などの「重なり」の配色
③ 織物のかさね色目
→経(たて)糸と緯(きぬ=よこ)糸に違う色を使うことによって「織り出された」配色
今回は2色を使う①を用いながら、誰でも簡単にできて、パーソナルカラーにもそった着物コーディネートの仕方を記事にしたいと思います☺️
*時代や家流によって色味や名称が異なる場合があります
①の表裏のかさね色目は袷仕立てされた衣服の「表地と裏地」で季節毎または通年の配色があります。
例えば、ほんの一例ですが「春」のかさねの色目とパーソナルカラー別にアレンジしたものはこのような感じに。
【春】
新暦(現在の暦):3~5月
二十四節気:立春(2/4頃)から立夏(5/5頃)の前日まで
旧暦:1~3月
そしてここに
パーソナルカラーの春タイプ・秋タイプのイエベのかたは、かさねの色目の2色+ベージュorブラウン
パーソナルカラーの夏タイプ・冬タイプのブルベのかたは、かさねの色目の2色+グレーorブラック(冬タイプ)ホワイト(冬タイプ)
を合わせると、簡単に3色着物コーディネートが完成します。
夏・秋・冬のかさねの色目(襲の色目)の一部はこちら。
こちらも勿論パーソナルカラー別に色々とアレンジすることができます✨
気になるかたは是非、当サロンのパーソナルカラー診断 を受けてみてくださいね☺️
誰かに言うわけでもないけれど、自分の中で「今日は『〇〇』のあわせの色目(襲の色目)着物コーデ」と思いながら着物コーディネートを組んで身にまとってみる。
なんだかとっても粋な感じがしませんか?✨
四季折々の変化を色彩として感じ取り、作り上げてきた日本人の美意識も感じる素晴らしい配色方法。
他にも沢山のかさねの色目(襲の色目)配色がありますので、気になったかたは是非調べてみてくださいね☺️
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