大盛況のうちに終了をした きものパルフェ2024
実はその時、「七宝焼帯留め」を初お目見えしていました。
七宝焼とは「金属の下地にガラスの釉薬を施して焼き上げた工芸品」で、ツヤツヤで美しいガラスと、手作りによる一期一会のデザインが魅力のひとつ。
名前の由来は、仏教の経典に説かれる七宝(7つの宝) 金・銀・瑠璃(るり)・蝦蛄(しゃこ)・瑪瑙(めのう)・真珠・玖瑰(まいえ・まいかい)に匹敵するほど美しい焼き物であることから付けられたと言われています。
実は、着物や茶道を学んでいく中で、いつしか伝統工芸にも興味を持ち始め「いつか伝統工芸を勉強したいな」という思いが湧いてきました。
色々な伝統工芸を調べていく中で、ガラス釉薬の美しさとデザインの幅広さに惹かれて「七宝焼」を選ぶことに。
銅板を切るところから始まり→釉薬洗い→釉薬さし→焼成→仕上げ と、ほぼ全ての工程が手作業で、同じものは2つと無い、一期一会のお品です。
また、今回はテーマを決めて制作をしてみました。
銀河(ぎんか)→宇宙の煌めきをシンプルなデザインで表現。様々な素材を中にとじこめた繊細な輝きが特徴です。
一筆(ひとふで)→奈良の伝統芸品である「奈良墨」をイメージした、アート性のあるデザイン。バロックパールをプラスして、上品さも少々。
白銀(はくぎん)→冬の朝の、澄んだ空気と雪景色をテーマにしています。本物の雪をそっとのせたような、表現力のあるガラス釉薬と、その下の異なる輝きが魅力です。
今後のイベント出店でもお披露目できたらと思っておりますので、その際は是非お手に取ってご覧ください。
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